2017年3月30日木曜日

Today’s outfit A Vintage Omeshi-Tsukusage with embroidered Nagoya-Obi which I purchased at @haikimono yesterday. Used an Amber brooch as Obidome 長い夏のナイトマーケットも終わりを告げたとともに、メルボルンにはいきなり冬のような寒さがやって来ました。 ここ2週間くらい、経験したことのないタイプの体調不良で身体中に蕁麻疹ができたり、体温調節がうまくできずにのぼせたり、いつもならなんでもないような小さな事でものすごくストレスを感じたり、「ついに来たか更年期?」と思ったりもしましたが、大きな仕事が次々と終わり、気持ちに余裕ができたのが良かったのか、びわ茶を飲み始めたのが良かったのかここ数日すっかり元気になりました。 体調が悪い時には体がそうさせているのか、自然と綿のものしか袖を通す気がしなく、全く絹ものにも袖を通す元気もなく、せいぜい浴衣くらいしか着ませんでしたが、元気になってくると絹ものも着たくなってきて、昨日マーケットで最後に自分のためにお嫁にもらって来た刺繍の素晴らしい名古屋帯を結んで見たくなり、家で着てみました。合わせたのはビンテージのお召しの付け下げ、どちらもどっしりとした生地なので、こう寒くないと全く着る気がしないコーディネート。帯周りはお友達に頂いた琥珀のブローチを帯留代わりに。 このくらいの昔の着物を着るときはあえてもっさりと着付けをします。 帯揚げも綺麗に処理せずもっさりと、お太鼓も形を崩してもっさりと。 現代ではすっきりと見せる着付けがメインストリームですが、コーディネートにとっては時にぐずりと着てみたり、抜け感を作ったりすることもあります。 着物はただ合わせるだけでなく、着付けという最後のプロセスで完成する面白い衣服です。 ある程度着付けができるようになったら、その着付けで自分なりの表現を色々できるなるともっと面白くなるかもしれませんね。このへんはまだまだ私も勉強中。 ただ、悲しいのはやはりわざとぐずりと着ていると、どうしても気になるのが周りの目( オーストラリアではないですが)。 これだけ着物のデザインが多様に変化して面白い進化を遂げているんだから着付けという分野でも寛大に進化を遂げて行ったらもっと面白くなるんではないのかな・・と個人的に思ったりして


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