2018年4月30日月曜日

A simple Black kimono with family crests(Montsuki) and a long black jacket made from another simple black kimono. 黒すぎて分かりにくくてすいません。w 黒留袖とか黒引きとかとにかく黒い着物を着るのが大好きなのですが、黒紋付も大、大、大好きなのです。 黒紋付とは真っ黒で家紋だけが白く抜いてあるとてもシンプルな長着で、喪服のイメージでお葬式だけに着るものだと結構思ってらっしゃる方が多いでしょう ガッ! とんでもございませんよ、慶の席にも着られる超フォーマル着物なのです!帯変えればクールな正装になります 女学生が黒紋付に袴履いて卒業式とか超クールでないですか? 男性の黒紋付に負のイメージはないでしょう?女性も同じです。 ただ、仕立ても生地も美しいこの着物達がマイナスのイメージが強く、中古品はほどんど価値のないものとして処分されている悲しい現実もあります。でも裏を返せばこんなに美しいブラックのシルクがタダ同然で手に入ってしまうというお得感もあるのです。 ガッ! 普段着か?といえば一応フォーマルなので、普通にこれでお出かけしちゃったら即、着物警察の御用となるんでしょうねw。 でも私はお出かけしちゃうのです!(海外だから) 実は私の店でも女性の黒紋付は人気商品で、黒という洋服との合わせやすさ、生地の美しさ、シンプルさもあってお洋服のガウンのように着る方が多くいらっしゃいます。 背丈もある欧米人ですとおはしょりも入らずにロングジャケットの様に着られます。 ということで、私の黒紋付コーデです。 3つ紋の単衣の面白い黒紋付がありましたので、それを改造してまずロングジャケットを作りました。 ほどいて、また縫い合わせれば一枚の反物になる着物のフィロソフィーをそのまま生かして作ったシンプルなロングジャケットは衽を取って、羽織の様に仕立て、サイドにポケットもつけ、筒袖にしました。 えり先にはくるみボタンのアクセント。 それを羽織ると着物の胸元の家紋も隠せます。( 写真ではちょっとチラ見せ) 応用としては黒紋付を普段着として着たい場合、羽織を着て絶対脱がなければいいでしょう。笑 おしゃれなデザインの描かれた繻子の帯を締めて、足元はフラットな靴で。シンプルだけど私らしいこのコーデが黒紋付だと激安でできちゃうのです。


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