2019年2月19日火曜日

今週末はいよいよフェデレーションスクエアでのJapanese Summer festival ですね。 たくさんの浴衣姿が見られると思うとワクワクします。 さてここオーストラリアで久しぶりに浴衣を着るかとタンスの奥から出して来て、ン10年ぶりに日の目をみる浴衣、着てみるとなんか昔と違って似合わなくなってるとか・・ お母さんに譲り受けて日本から持って来た浴衣がなんか似合わないとか・・よくある話。そうです、アラサーを過ぎると実は浴衣の質も色も似合う色も違ってくるんですね。 本来でしたら、大人の女になる頃には藍や絞りなどの浴衣の中でも上質な生地の浴衣が似合うようになります。そんな浴衣をきりっと博多帯などで着こなす女性は見とれてしまう。 そんな浴衣を海外でゲットするのはなかなか至難の技。でも諦めないで!こんなちょっと昔の綿コーマ浴衣も実はなかなかすごいんです!まず今時の安い外国製のプリント浴衣と比べて、2、3回洗った後の状態は一目瞭然。 やはり昔しっかりと日本で作られた注染の浴衣は質が全然違います!将来娘や孫に引き渡すなら断然こっちの浴衣の方が優秀です。 ではアラサーを過ぎてちょっと昔の「もうこの歳でどうかな?」と思う浴衣をどう着るかと言いますと、まずは帯を貝の口やお太鼓風など「面」を意識した帯結びにします。 文庫はたくさんのタックができますが、貝の口やお太鼓は面の部分が多くなる。 タックでできる「線」は「躍動感」や「若さ」を表現するのため。 逆に「面」は「洗練さ」を表現します・大人の女の帯結びはこの「面」を意識するといいでしょう。これは名古屋帯でも袋帯でも一緒です。そして細めの帯締めを用意します。それを帯を締めた後、前で結び帯はばの半分よりちょっと下気味に持ってきます。帯締めがなければ麻紐や革紐を編んだもので代用できます。 帯締めを結んでできてしまった帯シワはウールワースやコールズで売っているエコバッグの中に入っている黒い芯を13cmくらいのはばに切って帯の中に差し込んで見てください。すごい使いやすい帯板になります。 是非参考にして見てください! そして明日のナイトマーケットでも浴衣持っていきますので、是非遊びにきてください。 うちで買ってくれた浴衣を日曜にうちのストールに持ってきてくれたら無料で着付いたします。ではみなさん、今週日曜日にお会いしましょう!


2019年2月15日金曜日

My fringe got long enough to do pompadour. だんだん前髪が長くなってきたのでアップスタイルも苦労せずにできるようになりました。 今回はちょっと取れかかってるけど、ターコイズとの2カラーです。 髪は1ヶ月に1度ほど、髪の毛の1/4を自分で根元をブリーチして好みの色を入れてます。 だいたい2、3週間で色が落ちるので気分で色を変えてます。 本当に時々プロのヘアドレッサーの人に手直ししてもらったりしてます。 この2色ヘアスタイルの誕生の理由なのですが、私が20歳の時に白斑という病気にかかりました。 体がある1部色素を作ることができなくなる病気で私は左の額と一部の頭皮が白くなり、それによって左の眉毛半分とトップと左のこめかみの一部も白髪になりました。 それから広がることもなかったですが、相変わらずその部分は白いままです。 額はもともと色白なのでそれほど目立たないのですが髪をアップにすると中途半端に少しだけ白髪が出てカッコ悪かったのでそこだけ黒くカラー入れたりしてたのですが、 私がこのビジネスを始めるにあたって、何か自分に目印があった方がいいな、着物だけだと他の着物きてる人と違いがよくわかってもらえないかもな。 と思い。考えついたんが白髪のスタート地点のトップから最後のサイドまで黒やめて全部逆に白髪に持っていく!でした。  まぁ色は色々変えてますが、おかげで西洋人からはアジア人の顔ってなかなか覚えづらい時もあるようですが、着物+変な髪=Salaみたいに仕事一緒にしてても 覚えてもらいやすくなりました。今では白斑を持ったスーパーモデルさんもいますし、私にとってはSala Okabeのこの髪型の発端となった大きなきっかけですし、この病気に心から感謝しています。 着物着始めた理由も、小背、なで肩、貧乳、短足、短腕と洋服が全く似合わなかった体型がアンティーク着物を着るにあたっては全てアドバンテージになると気づいたからでした。 と言うわけで、何が言いたかったかと言うと、人生色々な障害や困難なことが起こるけど、その向かい風に立ち向かって頑張るのも素敵だけど、その風を追い風にして反対側に進んじゃえば めっちゃ楽で高く飛べる時もあるとわかったと言うことでした。個人におけるパラダイムシフトですね。 世の中 後ろ向きに行ってる思ってたことが他の視点から見たら前に行ってるって事もあるので、まぁ視点を変えてみるのも面白いです。